「ゼネコンで激務からうつ病を発症からの転職活動でした。」
「未経験業界・職種への挑戦は、“自分の未来と真面目に向き合い成功を掴み取ること”なんだと実感したんです。」
そう話してくれた、おとうふさん。
(素敵なペンネームですね笑)
20代前半の若い方ながら、ずっしり鮮やかに響くこの言葉。
さっそくおとうふさんの転職ストーリーを伺っていきましょう!
contents
ハローワークでゼネコン技術職から弁理士事務所・事務職への転職履歴
おとうふさん(男性・20代前半)
前職:ゼネコン・技術職(茨城県鹿島市)
転職後:専門事務所・事務職(千葉県船橋市)
転職活動期間:3ヶ月
応募した会社:3社
面接した会社:2社
利用した転職エージェント等(ハローワーク)の評価
名称:ハローワーク
評価:3点
評価の理由
民間の人材紹介会社ではこちらが要望を出すと求人を向こうから持ってきてくれますが、
ハローワークは、分で求人を探して窓口に求人票を持ってくという能動的なスタイル。
求人そのものも怪しいものが混じっていることもあるので、自分で求人を見極める目が必要になりますので3点です。
ゼネコン技術職から弁理士事務所・事務職への転職の背景・動機
前職のゼネコンでは、過酷な労働環境で拘束時間も長く、精神的にかなりまいっていました。
ある時「これ以上は自分の身がもたない」と自覚し、病院に行った結果鬱病であることがわかりました。
その後すぐに休職したのち、そのまま退職。
その後療養を終え、転職活動を開始しました。
弁理士事務所・事務職の志望理由
前職で技術職でしたが、そもそも私はそれが向いていないと思いました。
どちらかというとコツコツ進めていくタイプなので、事務系の仕事をしたいと思い、いずれは独立もできる士業の道を選びました。
実際の面接や履歴書でアピールしたこと
なぜこの分野に興味を持ったのか、前職での経験を踏まえながら話しました。
また、その事務所のホームページをよく見て、強みや特徴から共感できる部分を見つけて伝えました。
前職で扱ったことは学生時代全く未経験の分野です。
同期は皆知っていて当然という雰囲気でしたが私だけ全くわからず、
それでも働きながら色々なことを覚えました。
転職の際も全くの未経験の分野でしたので、未経験でも以前のように体当たりでやっていくという思いをアピールしました。
弁理士事務所・事務職に転職後の業務内容・忙しさ
仕事そのものは結構忙しく、業務時間がギュッと圧縮されていてなかなか大変です。
業務量が多いのでたくさんこなさなくてはならない一方、
扱うものについての知識が足りていないため手探りで進めていくことになりますが、
そうするとやることがたまっていくジレンマもあります。
休日は比較的取りやすいようで、業務の管理さえできていれば普通に休みが取れています。
忙しい時期は残業をしないとやることが減っていきませんが、通常はそれほどでもありません。
弁理士事務所・事務職に転職するメリット・デメリット
メリットは、士業であるので頑張って資格を取れば、仕事を通じて得られる経験と相まって強いキャリアとなる点だと思います。
大きな組織へのステップアップも十分あり得ますし、独立するという道も開けます。
デメリットは、興味がない人にはとにかく辛いであろうということです。
頭を使う仕事なので、勉強が必須です。
興味がないと勉強も進まず、仕事も捗らないでしょう。
弁理士事務所・事務職に向いている人・向かない人
スケジュールを立て、ひとつひとつコツコツとやっていくことが好きな人が向いています。
逆に刺激を求めたり、ビシバシ働いてガッツリ稼ぎたい人には向いていません。
基本的に士業の事務員は薄給なので、経験を積んでコツコツキャリアアップしていく気持ちが大事です。
弁理士事務所・事務職への転職の進め方、適職の見つけ方
なんとなく「転職しようかな」と考えている時は、
まずは、自分の仕事に対するモチベーションについて考えましょう。
仕事のモチベーションを維持する上で大切なことが三つ、
労働時間、給与、仕事のやりがい
があります。
労働時間は、一言で言えば残業が多いか少ないか、休日はちゃんととれるかどうか。
給与は、たくさんもらえればうれしいですし、生活も彩られます。
そして、仕事のやりがい。
これが欠けていたら転職後2、3年は良くてもその先が辛くなります。
ただ、その人のライフステージで何を重視するかは変わると思います。
この三つのうち、どれを最重要とするかが転職先を進める上で鍵になるでしょう。
- やりがいを感じる仕事がしたいと思えば、やりがいを感じるような興味のある仕事を選ぶべきですし、
- 給与アップが目的なら給料がよさそうな右肩上がりの会社を選び、
- プライベートの時間を増やしたければ組織として強い会社を選ぶ、
といったことが基本になると思います。
転職活動が辛くなった時のモチベーション・メンタル維持方法
未経験職種への転職は、実際はなかなか厳しいものです。
中途採用では企業は即戦力を欲しているので、応募要件の「経験◯年以上」というところでひっかかってしまうところも少なくないでしょう。
未経験だから経験を積みたいのに、その受け皿がないのには困ります。
在職中の方は気長に探せますが、もし退職してしまっている場合、死活問題になってきます。
焦りと絶望に苛まれますが、
そんなときでもとにかく焦ってはいけません。
履歴書も面接も、とにかく最善を尽くす努力をして、前だけ向くことが大切です。
後ろ向きになったり、諦めてしまったらそれ以上の結果は出ません。
最善を尽くして、それでもダメだった時は、「これだけやってダメなんだ。今回は縁がなかっただけ」とプラス思考で割り切ってしまいましょう。
人生は挑戦の連続ですので、向上心を持って明るい気持ちで臨みましょう。
目の前にはたくさんの可能性が広がっていますので、そこばかり見ずにアンテナを常に張ってみてください。
弁理士事務所・事務職に転職して学んだことまとめ
前職はだいぶ適当に選んでしまった職場でしたが、転職を機にキャリアというものを強く意識しました。
仕事そのものをすることで仕事というキャリアは確実に積み上がっていきますが、
専門的な技能や知識は仕事が変わってしまえばリセットされてしまいます。
長い目で見て、自分が将来どんな姿で仕事をしたいか、そのためにはどういったキャリアが必要か、短期的なものではなく、
5年10年先を見据えて、一本柱となるキャリアにしたい仕事を見つけていくことが大切です。