福祉・介護

うつ病で生保営業職を退職、障がい者就労支援員にマイナビ転職で転職成功。辞めても仕事はあるし死なない話

さやさやさん(女性・20代後半)
さやさやさん(女性・20代後半)
うつ病を発症してからの転職活動だったので1年かかりましたし、面接後はずどーんと落ち込んだり。
転職活動中に、“面接も対話なんだ”と気づけて。そこから虚栄を張らずに素直に自己PR。1週間で内定をいただけました。
転職活動をしてわかったことは、新卒就活よりも、自分と会社のマッチングや書類作成などの準備をしっかりすることの大切さです。

…つらかった転職活動を振り返ってくださった、さやさやさん。
うつ病のさなか転職を決断され見事やりとげられた姿は、本当にカッコイイと思います。

「今から20年後、あなたはやったことよりも、やらなかったことに後悔する。」

という、マーク・トウェインの言葉を思い出しました!

さやさやさんは、今は、障害者就労支援員として活躍中。
本当におめでとうございます!

さっそく詳しく伺っていきましょう!

マイナビ転職でうつ病になった営業職から福祉サービス・障がい者就労支援員への転職履歴

さやさやさん(女性・20代後半)
前職:生命保険・営業(大阪府大阪市)
転職後:福祉サービス業・障がい者就労支援員(大阪府大阪市)
転職活動期間:1年
応募した会社:2社
面接した会社:1社

利用した転職エージェント(マイナビ転職)の評価等

名称:マイナビ転職
評価:5点

評価の理由

マイナビ転職は、電話などがなく自分のペースで仕事を探せたことが当時の私にはぴったりでした。
他にもいくつか登録しまいたが、マイナビが最も内容が充実していたと感じます。

営業職から福祉サービス・障がい者就労支援員への転職の背景・動機

生命保険会社を辞める際には、うつ病にかかっていて営業を続けられないと感じたためです。

社内の異動はなく、営業を辞めるためには会社を辞めるしかないし、上司からも離れられないという非常にネガティブなものでした。

福祉・障がい者就労支援員の志望理由

自分がうつ病になったことで福祉業界に興味を持って。

自分自身も病気なのになんで人助けをするんだと親に言われましたが、うつ病がきっかけで人の助け合いを実感することができ、職業にしたいと感じました。

実際の面接や履歴書でアピールしたこと

実際の面接では、たまたま面接官が金融業界から転職された方だったため、離職理由も察してもらえたこともあり、素の動機を言えました。

本来であればうつ病で辞めましたなんて言えないと思うのですが、
この会社なら言っても大丈夫だと感じ、
病歴や自分が障害者と仕事をしたいと包み隠さず話せました。

前職が営業だったため、職務経歴書で営業での成績をアピール。

また、字に自信があるため、履歴書はあえて手書きにして自己PRにつなげました。

前職を退職後、うつ病で了療養していたがボランティアをしたり専門学校に通って国家資格を取得していたので、業務に直結することを伝えました。

福祉サービス業・障がい者就労支援員に転職後の業務内容・忙しさ

現在は始発で出勤して16時には会社を出る生活を送っています。
残業は月10時間ほどですが、残業代が出ることに驚きます^^;

有給は同僚との相談で取れるため、非常に取りやすいです。

以前より朝が早くなったものの、非常に健康的な生活が送れるようになりました。

土日は休みで、仕事を持ち帰ることもないため、自分の時間を取ってゆっくりと過ごせています。

仕事自体は肉体労働に近いですが、身体を動かすことでよく睡眠もとれるようになりました。

障がい者就労支援員に転職するメリット・デメリット

メリットとは、健康的な生活を送れることや障害者に対して寛容な心を持てることです。

ただ、世間で言われているように福祉業界は給与が低いため、独身でないと難しいと感じます。

普通の企業でいう昇格などが難しいので、給与がなかなか上がらないですし、肩書きも変わりません。

ただ、メンタルの面ではいい影響を受けられます。

障がい者就労支援員に向いている人・向かない人

向いている人は、人のいいところを見ることができる人だと思います。

どんな人にもいいところはあるので、それを探して伸ばすことができる人は向いています。

できないことを無理強いする人には向いていません。

また、障害者を差別する人にもできない仕事だと思います。

障がい者就労支援員への転職の進め方、適職の見つけ方

転職では、自分にできること、できないことだけでなく、「やりたいこと」と「やりたくないこと」を考えることも大切だと思います。

できることや今の仕事の経験を活かせるところと考えると、どうしても視野が狭くなりがちです。

しかし、やりたいけどできないことも含めると、数が増えたりします。

もちろん転職=即戦力という会社もありますが、そうではない会社もあります。

やりたいことを軸に求人を見ていくこともいいと思います。

求人は日々変化していきますし、時期によって変わります。

毎日見ても変わり映えしないときもあると思いますが、ある日突然「この会社で働きたい!」という気持ちが湧いてくる求人が出ることもあります。

こまめに見ながら、自分の感性を信じるといいと思います。

転職活動が辛くなった時のモチベーション・メンタル維持方法

面接を受けてから1週間ほど連絡がなく、非常に落ち込んだことがあります。

色んな質問サイトで見ても「転職の場合は合否の結果が早い」「最終面接は即決が普通」などと書かれており、不安にもなります。

一度目の面接の合否に1週間かかり、緊張しながら行った最終面接では、最終面接を受け終わった受験者を見ていると、
担当者が笑顔で挨拶をしていたので受ける前から落ちた気になって(笑)

しかし、入室する前に「面接ではあるけれど、1対1の人間として向き合って話をしよう」言葉をかけられ、面接も対話なんだと気づかされました。

それからは、自分のことを虚栄を張らずに伝えようと心掛け、1週間後に内定を頂くことができました。

面接、書類審査と聞くと構えてしまいますが、それらも対話や手紙のような意思疎通の手段の一つであると考えています。

今の時代はネットで書類審査を終えてネットを通しての面接ということも多いですが、どれもお互いを知るための機会だと捉えると少し前向きになれると思います。

障がい者就労支援員に転職して学んだことまとめ

私は、毎日のように転職サイトを眺め、常に求人を出している企業を観察していました。

また、転職サイトは複数登録し、サイトによっては担当者の話がちがうので、それぞれ参考にするとよいと思います。

新卒の時代は手当たり次第受けていましたが、受ける会社を選択することも大事だと気づきました。

新卒時代は80社受けましたが、転職は実質1社だけで決定。

わかったのは、自分と会社のマッチングや書類作成などの準備をしっかりすることの大切さです。

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