「転職で大切なことは、理想の完璧な会社はないと理解すること。
求人内容を誇張している企業に注意が必要」
「転職で絶対にゆずれない条件を3つ程度にまとめれば、
それは面接での受け答えに一貫性を持たせられます。」
「やみくもに企業を受けるよりも、
求人票をしっかりと読み、「いいな」と思える企業に応募することで、
面接が辛いものではなく楽しみになります。」
そんな風にご自身の転職経験を話してくれた、はなさん。
そこには、20代半ばとは思えなほどぶれない軸を中心を据えた活動・秘訣がありました。
早速、はなさんの転職の進め方、メンタル面の工夫など詳しくみていきましょう!
contents
銀行事務職から人材広告業営業職への転職履歴
はなさん(女性・20代半ば)
前職:銀行/事務職(千葉県千葉市)
転職後:人材・求人広告業/営業職(東京都中央区)
転職の背景・動機
もともと営業職として活躍したくて銀行を選びました。
しかし事務職に配属され、求められるのは言われたことを正確に遂行する能力。
それ以上のことをしようとすると、「他の人もやらないといけなくなるのは迷惑。早く帰りたいし、余計なことをしないで」と言われてしまう環境でした。
私は成長できる環境で働きたいと思っていたので、もともと志望していた営業職に転職したいと思いました。
人材広告業営業職に転職後の業務内容・忙しさ
求人広告を掲載して頂けるよう、新規営業をしています。
1日中電話をかけてアポイントを取る必要があるため、比較的ハードな業務内容です。
業績達成が強く求められます。
そのため、残業は月60時間程度。
21時頃までは働いていることが多いです。
平日のプライベートを充実させることは難しいと言えます。
しかし休みは比較的しっかりと取得することができます。
土日祝は完全に休みで、休日出勤もほとんどありません。
オンとオフをしっかり分けたい人には合っています。
人材広告業営業職に転職するメリット・デメリット
この仕事に就くメリットは、どこでも通用する営業力が身に付く点です。
営業職には様々な種類があります。
商材や取引先によって、営業スタイルは大きく異なるでしょう。
人材業界の営業は扱う商品が高額で無形なものですので、比較的難易度が高い営業です。
そこで経験を積むことはスキルを充実させるという面で大きな価値だと言えます。
デメリットは、体力的に厳しい部分も多い点です。
プレッシャーが強いため、休職者が常に出ている状況であることは事実です。
人材広告業営業職への転職に向いている人・向かない人
目標数値の達成を強く求められますので、目標を達成することにモチベーションを感じられる人に向いています。
それが無いと、自分が厳しい環境で頑張っていることの意味を見失ってしまう瞬間がやってくると思います。
人材広告業営業職への転職の進め方、適職の見つけ方
まず、転職で大切なことは、
全て条件が整っている完璧な会社は存在しないと理解すること。
そのように見せている会社も多くあり、
面接にも伺ったことがありますが、大抵の場合は誇張して表現しています。
また、そのような会社は「人不足が深刻で人をどうしても集めなければならない」という状況にあるという現実もあるので、注意が必要です。
そして、転職の際には、
「自分はなぜ転職するのか。その問題を解決するためにはどんな条件が必要なのか」
ということを様々な角度から深く考えることが必要です。
それによって自分の本当にやりたい仕事や、向いている仕事を発見することができます。
自分の価値観を認識した上で、
転職で絶対にゆずれない条件を3つ程度にまとめて活動をしてみましょう。
それは面接での受け答えに一貫性を持たせることにもつながっていきます。
転職の際には、エージェントに登録するのも一つの手です。
非公開の情報も多く持っているため、自分ではなかなか掴むことのできない内情を知ることもできます。
転職活動が辛くなった時のモチベーション・メンタル維持方法
自分の過去と現在を深く考えつくすことで未来への選択ができるということ。
「なんとなく辞めたい」という気持ちでは、「何がしたいのか」という意志は生まれてきません。
転職したいという自分の気持ちに正直になることは悪いことではないですが、
それは「なぜ」であり、「どう」変化をさせたいのかということをしっかり整理することが必要だと思います。
そのためには過去の自分と未来の自分について書き出して自己分析するのが有効です。
また、全ての希望を叶えられる会社というのは存在しないということも勉強になります。
どんな大企業でも離職者がいる以上は完璧ではありません。
その上で、自分の譲れない価値観を認識し、それを満たすことができる場所を選ぶことが最も大切です。
人材広告業営業職に転職して学んだことまとめ
転職は思うように結果が出ないことも多いです。
そもそも転職することが本当に正しい選択なのか、ということに迷いを覚え始めたりもします。
そのため、「自分は何を獲得するために転職という道を選ぶのか」ということをはっきりさせることが一番重要です。
その意志を強く持つことで、上手くいかない時にもブレることなく納得のいく活動ができると思います。
また、やみくもに企業を受けても上手くいかない経験が増えるだけです。
求人票をしっかりと読み、ホームページも確認した上で「いいな」と思える企業に応募することで、面接が辛いものではなく楽しみなものへと変化していきます。
そうすれば、ポジティブな印象を相手に与えることもできるので、結果も自ずとついてきますよ。