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通信キャリアからシステムインテグレータ・法人営業セールスエンジニアへの転職履歴
マス大村さん(男性・30代後半)
前職:通信キャリア・事務職(カスタマーセンター管理業務)(東京都港区)
転職後:システムインテグレータ・法人営業セールスエンジニア(東京都品川区)
転職活動期間:12か月
応募した会社:12社
面接した会社:8社
利用した転職エージェント「キャプラン」の評価等
名称:キャプラン
評価:3点
評価の理由
- 伊藤忠商事のグループ会社なので、伊藤忠関係の案件を多く持っている。
- 多くの人材を送り込んでいる実績があるので、当然ながら情報が多く、対策が立てやすい。
- 内定後の交渉も手馴れている。
- 伊藤忠以外の案件が薄いところが難点。
通信キャリアかセールスエンジニアへの転職の背景・動機
通信キャリアで個人向けの電話サービスの販売オペレーションを担当。
営業目標にそって、契約から開通までの顧客サポートの業務構築を行うもの、回線販売数が伸びなかった。
そのような背景の中で、サービスそのものが大幅に縮小され、自分の担当業務がなくなってしまった。
業務設計、顧客接点の構築のスキルを社内の他部署で生かす道がなくなったので、転職を決意。
システムインテグレータ・法人営業セールスエンジニアの志望理由
コンタクトセンターやマーケティング部門に向けてのITソリューションの販売に携わることで、より多くの会社の改善業務に関与することができるから。
商社系の一部上場企業であったので処遇も良く、働きやすい環境だった。
IT系のプロは多くいたが、業務全体の構築のプロは少なく、成長分野での業務で自分の価値が高まると思った。
実際の面接や履歴書でアピールしたこと
転職理由は業務がクローズされたことだったので、その際の状況をお伝えした。
前職への入社理由が事業会社で実績をあげたいことだったが、それができなくなったので、転職を考えたという説明をした。
これからやりたいことが、自分の知識とスキルを幅広く活用して、社会全体を明るくしたい、ということができると考えた、というような志望理由ストーリーを作り、説明した。
志望理由には、他社では取り組んで売上があがったこと
実績のなかから、その会社でやっていないことをあげ、入社後にどのようにしてその取り組みをおこなうか
を提案のような形でお伝えした。
数字を使って具体的に説明した。(セールス実績、業務改善の効果としてコストの削減したコストの金額、工数削減など)
新しいサービスの立ち上げ経験が多かったので、具体的な事例で柔軟でスピード重視の仕事が得意なことをアピールした。
転職回数が多いので、理由がキャリアアップのためやむをえなかったことを説明した。
システムインテグレータ・法人営業セールスエンジニアに転職後の業務内容・忙しさ
営業に同行し、専門家からの業務を分析し、提案する業務を担当。
同じ部門に営業とエンジニアのグループがあり、どちらの役割も経験があるため、その橋渡し役。
部門のKPIは売上、見込み客数などあり、それに関連するKPIが自分が達成する目標。
仕事のペースはお客様次第ですが、事業会社で経営計画を作る時期の少し前あたりが忙しい。
また、評価の時期にはなんとか前倒しで契約を取ろうとするので、忙しい。
仕事と生活のバランスを取ることが大変難しい。
成績が良いと有休も取りやすいが、悪いと有休を言い出しにくい環境。
営業は個人プレーが多く、エンジニアはチームプレーだったので、橋渡しとしてプロジェクト管理とセールスプロセス管理を行う。
システムインテグレータ・法人営業セールスエンジニアに転職するメリット・デメリット
ITソリューションの移り変わりをいち早く経験することができるので、これから社会がどのように変わるかの情報も集まり、他社と高いレベルで競争できる。
営業担当一人ひとりが個人商店として、クライアントと会社組織との間に入り交渉をまとめることになるので、自分を磨きたいと思う人には向いている。
営業的な側面では、ベタな形でクライアントとの信頼関係の構築があり、それに多くの時間とお金がかかかることがあり、振り回される負担感、ストレスがある。
提案のプロセスや、実際に導入するフェーズでは予想外の工数が発生したりするので、就業時間や休みの予定が大きく変更されてしまうことが度々ある。
システムインテグレータ・法人営業セールスエンジニアに向いている人・向かない人
多少の野心家でないとやっていけないところが営業にはある。
セールスの視点がないと、エンジニアとしてはつらいところがある。
エンジニアが顧客の立場にたって作業しないといけないので、広い視野を持つこと人には向いている。
机に向かっているより、行動しているほうが好きな営業をしたい人には向いている。
数字にこだわりをもち、目標達成意識の強い人は向いている。
あまりガツガツしたくない、淡々と仕事をしたい人には、社内のイベントが多いので向いていないと思われる。
システムインテグレータ・法人営業セールスエンジニアへの転職の進め方、適職の見つけ方
転職をいつまでにするか、という目標を立てることが重要。
時期の目標がないと、何より自分の年齢は進んでゆくこと、世の中の変化がすすむこと、企業ニーズも変わることにより戦略の練り直しのタイミングがなくなる。
インターネット上には無数の案件があるようだが、何度も見ているとそれほど多くないことがわかるので、まずはそこまで情報を精査する。
数が絞られてくるので、そこに入るために必要なものを用意する。
応募レジュメは志望する会社ごとに作り、汎用的なものを使いまわしは避けるべき。
面接に進めた場合には、面接シナリオを作る。
面接で聞かれることはほぼ同じだが、それを解釈する面接官は多様なので、できるだけ面接官の情報を集め、研究する。
端的に答えないといけないので、アピールポイントを目立たせるための、ストーリーを作る。
社内でしか通用しない話はしない。
社内でしか通用しない話をどうしてもしたい場合は具体的な説明をする場合には避けられないので、わかるように言葉を置き換える。
転職活動が辛くなった時のモチベーション・メンタル維持方法
一人で将来に悩んだ時は呼吸を整える。
面接の前で緊張した時は、深呼吸をして集中力が高まることを確認できると、心も落ちつく。
何社か落ちてしまい、落ち込むときには、自分はこれだけのことをしてきたのだ、というふうに自己評価を高めるため、良かったことを集めて繰り返し思い出す。
転職できるまで、いやなことを思い出しても、それを許し、感謝してみる。
疲れた時には好きな本を読んで、感動したことを思い出し、心が動きだすことを確認してみる。
転職したらなにが良くなるかをリストにして、生活がどのように変化するかをイメージしてみる。
してみたい仕事のための準備をする。
成功者の本を読み、自分の現在を分析して、成功者とダブらせてみる。
プールに行って、つかれるまで苦しくても沢山泳ぐ。
睡眠を十分にとれるよう、ハーブティーを飲む。
おいしいものをよく眺め、ゆっくりと噛んで食べる。
美しく感動するドラマや映画をみて、泣いてみる。
一所懸命やって、周囲の助けを得てやりきったこと、成功したことを思い出してみる。
拘っていることを書き出し、どうでも良いことを捨ててみる。
システムインテグレータ・法人営業セールスエンジニアに転職して学んだことまとめ
いつまでの変化しない仕事はなく、変化に対応することが自分を生かし、楽しく明るく生きる秘訣だということが転職をするとわかること。
しがみついているより、広い世の中のなかで自分を生かし、人の役に立つことを仕事にする方が、心豊かに生活でる。
ひとつの場所に長くいると、視野も固定され、頭の思考回路もいつしかさび付き、なりたくもなかった人物になってしまう。
転職を考えることは、自分を見直し、社会を見直すよい機会。
転職はもちろんリスクですが、リスクにすることも、自分の楽しい冒険にしてしまうのも、自分の考え方次第。
リスクを恐れ、とどまってしまうこともまたリスク。
転職を成功するためには、周囲への感謝が必要なことを学ぶ場でもある。