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メーカー事務からインテリアコーディネーターへの転職「もっと人の役に立ちたい…」事務職でモヤモヤした日々から救われた話

メーカー事務からインテリアコーディネーターへの転職履歴

田中美香さん(女性・20代後半)
前職:メーカー・事務職(東京都品川区)
転職後:インテリアコーディネーター(東京都世田谷区)

転職の背景・動機

事務職を仕事として、充分にこなせるようになり、現状でも充分に満足している毎日でした。

ただ、いつも自分は必要なのかと不安がつきまといモヤモヤした日々を過ごしているときに
気に入っている家具のお店で、店員さんに話しかけられ

「いろいろなコーディネートで家も気持ちも変わりますよ」

とアドバイスを受けたときに、いつも自分は受け身で待ってるだけなんだと気付きました。

選ぶことも、提案することも、自ら動ける人間になりたいと、思ったことがきっかけでした。

インテリアコーディネーターに転職後の業務内容・忙しさ

家のリフォームをしたいという、お客様のところへ訪問し、要望のヒアリング、家の現状確認、寸法確認などをし、事務所へ戻り現状のプランと新しく提案する資料と見積書を作成します。

ここまでの作業を訪問してから一週間程度でまとめ、お客様と打ち合わせを重ねていくことになります。
打ち合わせ回数は少ないこともあれば、何度も重ね、半年近くかかることもあります。
契約が決まれば工事の手配をしていくようになります。

打ち合わせはお客様が、休みの日になるので土日、夕方などが多くなります。その為、自身の休みは取りにくくなります。残業、早出も多く、仕事としてはハードなタイプになります。

インテリアコーディネーターに転職するメリット・デメリット

メリットは、お客様から「あなたが、コーディネートしてくれて本当に良かった」「次もお願いね」など信頼関係とやりがい、充実感があります。お客様との相性もありますが、プロとしての向上心も持って努力する日々が楽しいと感じることができます。

デメリットはプライベートな時間、家族との時間が少なくなることがある、急な予定変更がでてしまうことです。プランで予定していた内容が、現場の都合で間に合わない、確認してほしいなどは、対応力が求められ責任も伴うので最優先となってしまい、自身の予定は後回しになります。

インテリアコーディネーターへの転職に向いている人・向かない人

向いている人は、新しい環境に先入観なく素直に向き合える人です。以前の慣れた環境と比べてしまい、悲観的になったり、文句やネガティブな発言は自分の為にも会社の為にもなりません。
新しい環境が今までと真逆でも目の前のことを、素直に「はい」と言う力が必要です。
向かない人は、後ろを振り返り「あの時はこうだった」と思い前に進めない人です。

インテリアコーディネーターへの転職の進め方、適職の見つけ方

ノートを一冊用意し、現状の会社の不満(給料が上がらないなど)、自分への不満(資格に受からないなど)、他者への不満(理解されないなど)をノートの裏側から書き連ねます。
一通り書き終わりスッキリしたらノートの表側から、素敵だなと思う人、やってみたいこと、好きなこと、10年後の自分を書きます。

転職に必要なことは、前側から書いたこと全てになるので、その条件を満たすために必要なこと、探求、努力することをまとめ、それが叶う会社や場所がいくつか見つかったら、裏側に書いた不満と重ならないか確認していきます。重なることがあれば、そこは除外していきます。その作業を進めていけば、必ず良い転職ができます。

また、転職先が決まり今度こそはと思っていたが、やはり同じような不満があるかもしれません。しかし、ノートをよく見返し、自分に問いかけ、自分の判断に自信を持って過去の自分には笑顔で「さようなら」と決別し10年後の自分へ「こんにちは」と歩み続けるしかないのが転職です。

転職活動が辛くなった時のモチベーション・メンタル維持方法

転職とは、前向きにするかどうかで大きく変わります。自身の意思を持って、未来の自分像、やりたいこと、変えたいことの為の転職は成功するはずです。

しかし、不満、怒り、ネガティブだけの転職は同じ間違いを繰り返してしまう可能性が大きいです。現状の自分と会社、他者との関係を冷静に見極め、自身に何が必要か、努力すべき事は何かをよく考え、実行することが大切です。

転職をしても、何も変わらなかったと感じる人もいるかもしれません。しかし、一度立ち止まり、新しい道を開いた自分は必ず変わっています。一年、二年ではわからないかもしれないですが、10年後の自分には必ず大切な節目だったと思えるはずです。そう信じて思いっきり踏み出すことが大切です。

インテリアコーディネーターに転職して学んだことまとめ

転職を決めて、新しい会社も決まり、あとは現在の会社での引き継ぎ業務となると「しっかりやろう!」と意気込むのですが、気持ちは新しい会社への希望と不安で、現在の仕事へのモチベーションが下がりやすいです。そんな時、昔からある「絶つ鳥後を濁さず」です。

今までの恩や憎しみなどいろいろな気持ちはありますが、どんな人でも一瞬でも自分に時間を割いてくれた、嫌みを言った、嘘をつかれた、全部ひっくるめて気にかけてくれた事は、仇で返すことは後にも先にも自分にとって何も良いことがありません。また、どこで会うかもわかりません。世間は狭いです。

転職が決まり、退職日が決まったら円満退社に向かって突き進むしかありません。気持ちが折れたり、面倒になったときは「濁さず、円満退社」と腹で繰り返し、笑顔で転職先にいる自分を思い浮かべ、「その笑顔は円満退社あってこそだ」と自分に言い聞かせます。

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