ストレス対策

鉄道会社経理職の実態!ストレスあるある4つと対処法を伝授します!

友貴さん
友貴さん
東京都内の鉄道会社にて経理職を1年していた友貴(20代半ば・男性)です。
鉄道業といえば安定・まったりというイメージがありますが実際はストレスフルな職場
今回は鉄道会社の社風、鉄道業経理職のストレスあるある4つとその対処法とをご紹介します。

鉄道業の経理職は、専門的知識の要求度の高さもさることながら
仲間との人間関係や他部署との関係でストレスが多い仕事です。

規則にとにかくがんじがらめになり、その上人間関係がうまくいけないと最悪自分自身が責任をとったり人間不信で休職するケースもあります。

その為には、まずは信頼できる仲間を作ること。

そして、ストレスを発散できるのめり込める趣味を見つけて下さい。

ストレスへの対策としてのポイントとしては以下の3点です。

  1. 上司に委縮しないで分からないことはしっかり質問する。
  2. ストレスが溜まった際に聞いてくれる仲間を早くに見つけること。
  3. あまりにもストレス過多でつらい時は、療養も視野に入れて自分を潰さないこと。

では、詳しくお話しします!

鉄道業・事務職にありがちなストレス4大原因

1)鉄道業はトップダウンの厳しい縦社会

鉄道業の為に新卒の方の最初の3年程度は現業職の経験をします。

その為に徹底的な礼儀とマナーを仕込まれます。

その後、本社等に配属となりますが縦社会は変わりません。

勤務をしてく中でも改善点や思うところがあっても、前例踏襲や上司の支持が絶対なので意見を述べることもできませんでした。

この様に経理部においては息苦しい環境がストレスです。

2)ことなかれ主義による責任転嫁

経理職といっても個人でプレイするという職場はなかなかないと思います。

本職においてもそれは例に漏れないはずだと思います。

しかし、鉄道業という大企業の為に個人は与えられた業務の範疇しか対応しません。

通常でしたらダブルチェック等は上司が行うものだと思いますが、担当は与えられた範疇以外は分からない為に個人が大きな責任を負うこととなります。

仮にミスが発覚しても上司はチェックを行っておらず、且つ実際に業務をしていたのは個人である担当員の為に最終的な責任は平である担当員です。

結果、謝罪や事後対応をするのも担当員であり、上司は責任を取るよりも自分に火の粉が降りかからないようにすることが第一でした。

この様な組織としてのことなかれ主義は担当員にとってかなりのストレスです。

3)何事も上司の決済・ハンコが必要

鉄道業界自体が官僚的組織の為に何事においても決済とハンコが必要です。

仕訳伝票は経理部ではなく、各部の予算管理者が伝票を立てて、それを経理部にデータで送信します。

恐らく多くの鉄道業を始めとした大企業はこの様な形態です。

届いた伝票は経理部の担当員が審査します。

仮に間違いがあったらそれは経理部では修正できず、差し戻しとなります。

その際に再提出だけで済めば良いのですが、再度上長の決済印が必要となります。

この為に作業は非効率的で柔軟な対応ができないのは日頃からの大きなストレスです。

4)マニュアルのみの引き継ぎ

私は引き継ぎは書面2枚程度のマニュアルと簡単な説明しか受けずいきなり業務にあたることとなりました。

基本的に教育に関しては熱心ではなく自分で考えて調べて対処せよという環境でした。

その為に質問もなかなかできず業務も滞りがちとなりこれも大いにストレスとなりました。

 

ストレスで限界になる瞬間、心配される症状や病気

鉄道業とりわけ経理職でストレスがピークに達するのは四半期及び年次決算でした。

締日がかなりタイトな為に自分自身のダブルチェックも行うことができす一発勝負なところもあります。

その割には責任はかなり重く監査法人からの指摘によっては決算のやり直しも大いにありえます。

この様なプレッシャーに耐え切れず最悪の場合はうつ症状の発症のケースもあります。

実際に私の先輩は単月決算でプレッシャーに耐え切れずにうつ病を発症してしまいました。

しかし、周りの方は気づかずに且つ見て見ぬふりのところもあった為にその方は会社に来れなくなりました。

その為に、常日頃から自分がオーバーワークになっていないかを意識して、その様な兆候があるなら勇気を持って課長クラスの上司に相談することが必要です。

 

鉄道業・事務職の3つのストレス対処法

1)鉄道業で生きていく為の日頃からの処世術

鉄道業はトップダウンの官僚組織です。

自分の意見を言えずに溜め込んでしまうことも大にあります。

その様な中でどのように長期的に過ごしていくかが大事です。

私が考えたのは信頼できる上司のもとにとにかく入り込んでしまうことです。

言い方を変えれば可愛がって貰うことです。

私は幸いに馬の合う上司でしたので日頃から挨拶をきっちり行うことから入り、少しずつ雑談も織り交ぜながら距離感を縮めていきました。

その結果、私は上司と飲みに行くまでの関係となりました。

一番近くの上司と本音を言い合える仲となるのは業務をしていく上でもかなり心強いと実感しました。

2)経理職として強くある為に普段から心がけたいこと

私が経理職として一番必要だと考えたのは何事にも動じない強い心を育成していくことだと考えました。

経理はノルマがない代わりに締日とミスが許されません。

その様な中で冷静に淡々と業務をこなすことが毎日求められます。

そこで普段から心かけたいのが物事に動じない・恐れない精神を持つことです。

具体的にどのように身につけるのかですが、周りの諸先輩を恐れないことから始まるのがいいと考えます。

諸先輩を恐れて質問や業務を遂行できなくなると自信がなくなります。

逆に早い段階で萎縮せずにどんどん質問して分からないことを潰していけば自信に繋がり良いサイクルが埋まります。

ミスが起きても深呼吸をして常に冷静に目の前のこと対処すること、自分では立ちいかなくなった時は素直に上司に報告することが重要です。

「ここがストレスの限界!」異動・退職・転職を考えるべき」タイミング

経理職はたとえミスが許されないからといってミスを隠そうとしたり、ミスの報告を恐れるあまり自分の体を傷つけて現実から逃れようとするまでになったら、

それは異動や転職をする方が自分自身の為です。

例えば、決算確定後に伝票の漏れが発覚し、相談する人もいなくて助けてくれるような状況ではなくなり、やむなく上司に報告したら助けて貰えるどころか、

責任を取らされる事態になった、その後出社するのが恐怖になるというような場合はしっかりと休養をとってから今後の進退を考えて転職や部署異動のお願いをするべきだと考えます。

この様な状況だと自分自身が判断ができなくなっていると考えるので、こういう時こそ本当に信頼できる上司や家族に相談し職場の環境をしっかりと伝えつことが大事です。

 

鉄道業・事務職で大きなストレスを抱える方へ

今現在経理職や鉄道業にてストレスを抱えている方にまず言いたいのが仲間を作って欲しいということです。

どのような職場にも必ず本音を聞いてくれる人はいます。

それが自分の部署かは分かりませんが、ストレスがある時こそ視野を広げて周りにSOSを出しましょう。

そうすれば必ず一人は手を差し伸べてくれる人がいます。

その人に本音を洗いざらいお話しましょう。

それでも自分がストレスにより潰れそうという時は無理をせずに療養をして冷静に判断できるまで休むことです。

思っている以上に自分がいなくても会社は回ります。

これをいい意味に捉えて自分が本当に居心地よく長く在籍できる環境を再度探すのも大事です。

また、これから経理を目指す人は簿記の勉強だけではやっていけないことをご承知おきください。

経理はコミュニケーションが第一です。

コミュニケーション能力がなくても素直を人は成長します。

新人のうちはメモをしっかり取る、マナーを守る、電話は率先して取る等の当たり前のことを意識してください。

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