ストレス対策

ハードかつストレスフルなアパレル営業!実体験から学んだ3つの対処法!

kenjiさん
kenjiさん
オフィスが表参道にある外資系アパレルメーカーで営業職を7年間しているkenji(32歳)です。
アパレル営業はハードワークかつストレスフルな仕事。
そんな実体験をもとにアパレル営業のストレスあるあると対処法をご紹介します。

アパレル業界の営業は仕事量が多い上、
店舗スタッフ・取引先・他部署の全てを繋ぐ役目なので、常に間に挟まれる仕事です。

仕事に追われ始めると、
終わりが見えず疲れやストレスが溜まり続け、
嫌気がさして退職していく方が非常に多い業界でもあります。

大事な事はプライベートの時間をしっかりと持ち、
ワークライフバランスを大事にしていく事が何より重要です。

常に疲れやストレスが溜まった状態で仕事をするよりも、
ある程度割り切ってプライベートを充実させる方が、
仕事の効率も格段に上がります。

アパレル営業職ストレス対策のポイントは、

  1. 仕事とプライベートを割り切る
  2. 店舗スタッフとは、ある程度距離を置いて付き合う
  3. ストレスや疲れが溜まった際は、無理にでも休む

では、詳しくお話しします!

1.アパレルメーカー営業職にありがちなストレス4大原因

1)ショップスタッフからあの営業は全然使えないと文句を言われる

アパレル業界の営業は直営店のスタッフと本社を繋ぐ役目があるので、常に店頭で起きている問題に対してアンテナを張り、何かあった際はすぐに対処出来るよう準備していなくてはなりません。

しかし、店舗数が多いブランドだと一人で担当する店舗が20から30にまで及びます。

これでは対処しようにも物理的に時間も足らず、対処しきれない場合が殆んどです。

そうなると店舗スタッフからあの営業は何もしてくれないと文句を言われる事になります。

2)ショップスタッフとの距離感

一般的にアパレル業界は女性が多いです。

特にレディースブランドの担当ともなると8割、9割が女性である事が普通です。

女性特有の悩みや愚痴などを聞くことは日常茶飯事です。

プライベートなどの悩みも持ち出してくるスタッフも多いので、その際は店舗では話難いので、外で食事をしながら話を聞くケースも多々あります。

しかしこれが曲者で、私達には何もしてくれないのに、あの子には優しいなど言い出すスタッフが必ずおり、ただのミーティングが女性問題に発展する場合があります。

3)鳴り止まない電話

これは仕事であるので仕方ないのかもしれませんが、アパレルの営業職は店舗が営業時間中はいくら自分の仕事を終えていようが、休みだろうが店舗で何かあればすぐに電話がかかってきます。

本当に心が休まる時間がありません。

休みの日に言われても何もできない事がわかっているにも関わらずいちいち電話をかけてきます。

4)取引先からのクレーム

売り上げが悪いと、百貨店やショッピングビルの担当者からすぐに対応しろと呼び出されます。

しかし、話を聞くと館の集客力が落ちていたり、インバウンド客が減ったなどメーカー側の責任外のケースが多いです。

それにもかかわらず、館の担当者はメーカー側にポップアップショップの開催やイベント、その館オンリーの限定商品作成など無茶な要求をしてきます。

2.ストレスで限界になる瞬間、心配される症状や病気

アパレルの営業職は本当にストレスが溜まる仕事にも関わらず、休みも取れないのでストレスや疲れが原因で病気になるケースが多々あります。

自分自身もそうでしたが、よくあるケースは蕁麻疹です。

身体中が痒くなり、ひどい時には顔が膨れ上がるほどになります。

また、私の上司の事例ですが、店舗からのクレーム、館からのクレーム、会社役員からの理不尽な要求を聞き続けた結果、オフィスの自席に座ったまま、血便をしてしまいました。

笑い事ではなかったです。

女性の営業に多いケースは過食症と睡眠障害があります。

ストレスが原因で甘いものを食べ続けたり、食欲が治らず激太りする方が多いです。

また、体は疲れているのに働きすぎて頭が常に冴えてしまい不眠症になるケースもあるので注意が必要です。

3.アパレルメーカー営業職の3つのストレス対処法

1)アパレル営業職として普段から出来るストレス対策

第一に、自分のストレス発散方法を何かしら持っておく事が大事です。

どの職場においても言える事でありますが、アパレル営業の方は必ず自分の趣味を持つ事が大事です。

そしてその趣味を行える時間を必ず無理にでも作り、仕事を忘れられる時間を持つべきです。

第二に、プライベート携帯と仕事用携帯を分け二台持ちする事。

社用携帯を支給されない場合は、格安の携帯で良いので携帯を二台持ちする事をお勧めします。

割り切って自分の営業時間外は仕事用携帯の電源を切ってしまうことも時には必要です。

プライベート携帯の番号を教えてしまうともう休まる時間はありません。

第三に、仕事時間以外はメールを開かない。

店舗以外からもアパレル営業は繋ぎ役なので取引先から他部署からひっきりなしにメールが入ってきます。

メールをみてしまうとやらなくていけないという意識が生まれるのでそもそも見ないようにする事が大事です。

2)根本的なストレス対策

仕事とプライベートを無理にでも分ける意識を持つ事。

店舗はほぼ毎日営業しているので、それに付き合っていると365日休まる時間がありません。

日常忙しいのは受け入れても、休むときは仕事をある程度投げ出しても休むという強い意思を持つべきです。

3)気軽に出来るストレス対処法

これも意識改革ですが、常にお店一番で考えている営業はスタッフを何より大事に考えているケースがおおいです。

一方のスタッフは営業に対して大して思いはありません。

極端な話、良いように使える駒としか見ていないかもしれません。

それを受け入れて店舗と一線引いて付き合う事も大事です。

正直、そこまでスタッフを大事にしても売上が変わることはないのです。

「ここがストレスの限界!」異動・退職・転職を考えるべき」タイミング

通常転職が多い人は、何かあるんじゃないかと避けられがちですが、アパレル業界はそこまで転職に対してネガティブにとらえていません。

アパレル業界は慢性的に人手不足ですし、良い人材であれば採用されます。

また、これもアパレル特有かもしれませんが、転職を繰り返しステップアップし自分のキャリアを形成していく方がとても多い業界です。

このような業界ですので、ストレスが溜まり身動きが取れなくなる前に転職を少しでも考えた場合はすぐに行動に移しても良いと思います。

一方、異動や退職は慎重にいくべきです。

本社でのアパレルの職種は専門性が高い職種が多いのでそう簡単に異動は叶わないと思います。

異動するにしても、店舗スタッフに異動できるくらいです。

退職も同じく、この業界を離れると戻ってくることは難しいと思います。

少数精鋭で組織している企業が多いので、即戦力が常に求められます。

一度離れると戻ってくる事は難しくなります。

4.アパレルメーカー営業職で大きなストレスを抱える方へ

アパレル業界の営業は本当に大変な仕事です。

給与も良いわけではありません。

ハードワークな上、給与も安くあまりお勧めできる職種ではないかもしれません。

しかし、店舗に関連する事は全て営業に託されますので、自分の裁量でできる事はとても多いです。

イベントやポップアップの仕掛け、売上向上のために館を巻き込んでの企画づくり、店舗に人が少なければ自ら人材採用まで行えます。

また全国展開しているブランドであれば、多ければ毎週のように全国に出張に出られ、多くの場所にいく事ができ、様々な人と知り合う事ができます。

自分のスキルや経験を増やしたい方にはもってこいの職種であると思います。

そして何より華やかな世界で仕事ができます。

コレクションブランドであれば、華やかなショーを間近で見ることができます。

そして洋服が好きであれば、常に好きなものに囲まれて仕事が出来ることも魅力の一つです。

自分の力を試したい方、そして洋服が好きな方であれば最高の職種だと思います。

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