ストレス対策

飲食店フロアスタッフは笑顔でもストレスMAX!5つの原因と対処法を話します

シホカさん
シホカさん
長野県でレストランのフロアスタッフを10年程度していたシホカ(30代前半)です。
人と接するのが大好きなので高校生の頃から継続して勤務していました。
ここではフロアスタッフで大切なことと、ストレス発散に役立つことについてご紹介します。

飲食店のフロアスタッフは、人手不足や混雑が集中するので
休みが取れずストレスも疲労を溜め込みやすい仕事です。

自分が辛くても常に笑顔でお客さんに接しなければならないため、ストレスも溜まりやすくなります。

ストレス対策として一番大切なのはきちんと休みはとること。
自分が心からの笑顔が出来るよう疲れをためないことです。

ストレスと向き合いながら笑顔でいるのは辛いですが、フロアスタッフは人の目に付く場所です。

自分を必ず見ていてくれる人がいます。
頑張った分だけお店にも自分にもいい成果をもたらします。

ポイントは

  1. 自分はお店の顔であるという自覚をもつこと。
  2. 笑顔ができないくらい疲れてしまったらしっかり休みをとること。
  3. 休みや疲れが取れない場合は転職・異動を考える。

では、詳しくお話しします!

1.飲食フロアスタッフにありがちなストレス5大原因

1)フロアスタッフがクレームの窓口になっている

フロアスタッフはお客さんと接するのが仕事でもあるため、クレームを一番最初に受けます。

キッチンやお店自体のクレームもはじめに受けるため、このときに真摯な対応を心がけることでクレームのレベルが変わってきます。

自分がしたミスでなくても、理不尽な対応をしなければならない時はとにかくストレスがたまります。

2)腱鞘炎になる

私が勤務していたのはステーキ店なので、重たい鉄板を運ばなければなりません。

特に焼き石などが付属で付いているときは最悪でした。

なるべく一度にお客様に提供しなければならないため、何枚もトレイの上に乗せて運ぶので腱鞘炎になりました。

そして、ピークの時間帯は休む間もなく、次々に提供しなければなりません。

3)火傷しやすい

お客様に熱々の料理を提供するため、例えば鉄板がジュージューいっているうちに運びます。

ソースや肉汁が腕にはねても、接客中はすぐに冷やすことは出来ませんし、食べ終わったお皿を下げるときも、まだ鉄板が熱くうっかり触って大火傷ということもあります。

これは笑い話ではなく本当にストレスになること!

4)常態的な人手不足

土日・祝日の人手不足が深刻です。

私が勤務していたところは土日も時給が変わらないため、とにかく人が集まりません。

他店からヘルプを頼むときもありますが、別のお店の方なので場所になじむ前に、忙しい時間を勤務しなければならず、ミスや遅延、混雑につながり戦場と化します。

気がついたら、昼ごはんもとらぬまま夜の9時だったり、いつの間にかどこかぶつけて痣が出来ていたり、それでも笑顔で接客し続けます。

5)人間関係がホント面倒くさい

フロアスタッフは女性がほとんどです。

昼間は主婦、夕方は高校生、夜間はOLやフリーターなどで年齢はバラバラなのですが、とにかく派閥が出来やすいです。

男性スタッフが多いキッチンだと派閥などはないと言っていたので女性特有なのかもしれません。

気に入らない新人は、無視をしたりと子供な対応をする人もいましたが、人手不足のため辞めさせることもありません。

 

2.ストレスで限界になる瞬間、心配される症状や病気

飲食業でストレスがたまるのは休みが取れないときです。

一般的にはお休みとされる時期が稼ぎ時でもありますので、土日や祝日はもちろん、お盆やお正月も関係なく出勤日です。

まだ体力があるうちや、ぎりぎりまわせているうちはいいのですが、アルバイトの人が急に来なくなったり、病気で1週間休む人が出来たりと予定外の勤務時間が増えると急激に疲れやストレスがたまります。

同僚では半年間、しっかりとした休みが取れず、残業も多く続きました。

その後は休日でも出勤お願いの電話があるのではないかと考えると休めなくなり、常にドキドキしたり、電話に出るのが怖くなり、不眠症になりました。

自分に必要な休みがとれているか、周囲もいっぱいいっぱいで気が付いてもらえないことも多いため、自分で確認しておくことが必要です。

 

3.飲食フロアスタッフの3つのストレス対処法

1)自分でできるストレス対処法

人手不足の勤務先では休むことに罪悪感を感じがちです。

特に店長にとにかく頼むとお願いされると疲れがたまっていても、体調が悪くても無理して出勤してしまいます。

そこで気を付けたいのは、自分の意見をしっかり言えるようにしておくことです。

忙しい時間帯に勤務の話をしていて、気が付いたら連続出勤になっている、体調が悪くて電話したのに、早く来てくれと言われて断れなかった。

こんなことにならないために、「この日はどうしても無理です」「今日は行けません」としっかり断れる勇気が必要と考えます。

2)根本的な解決法

土日・祝日のお給料が高いお店や勤務前にお店に行ってみてスタッフが沢山いるお店を選ぶことです。

出来れば勤務時間帯の年齢層なども見て、自分に合いそうな時間帯も選べればベストです。

しかし、もし人手不足のお店ですでに働いてしまっていたら、休むときは休む!に限ります。

周りの言うことは気にしない、自分が必要だと感じたらしっかり休む。

休んでいる間は、お店のことは考えない、しっかり心と体を休めてストレスを発散させてください。

3)手軽なストレス発散方法

私の場合、例えば、体がクタクタで何とか仕事が終わったとして「すごい!こんなに疲れているのに最後まで仕事が出来た!私天才?」と無理やりプラス思考を実行しました。

私の周囲でも効果があり、仲の良い同僚同士で褒めあったりとストレス軽減に役立ちました。

この店は私なければ回らないのだ、そして私がまわしているのだと思うと、やりがいを感じるので同じ疲れでもストレスの溜まり方が違います。

「ここがストレスの限界!」異動・退職・転職を考えるべき」タイミング

「笑えなくなったら」転職を考えたほうがいいかもしれません。

これはお客さんの前でも友達や家族の前でも一人のときにでもそうです。

不眠症になった同僚の場合は鏡にむかって笑顔を作ろうとしただけでも上手く笑うことが出来なかったそうです。

全てのことに気力がなくなり、感情のコントロールが効かなくなったりする場合はうつ病も考えられます。

例えば、体が極端に疲れていて、食欲もない、夜も眠れない状況だったら、少しお休みを頂くことが必要かもしれません。

無理をすることで更に悪化を招きやすいし、勤務をしたたままでは回復は望めません。

また、体力的には問題がないが、お客さんの前に出るのが辛いのだったら、接客のストレスの可能性もあるので、キッチンに移動をお願いしてみるとストレスの軽減を考えられます。

 

4.飲食フロアスタッフで大きなストレスを抱える方へ

飲食業では接客のストレスや休みが取れない忙しさのストレス、職場の人間関係のストレスなど沢山あると思いますが、あなたの接客で気持ちよく食事をして帰っていく人がいるのを忘れないでください。

接客をしていたときに、お褒めのメールや電話が私の励みになりました。

だけど、電話やメールをしてなくても「あの店員さん、すごくいい接客だったな」「また、あの人のところにしようかな」そういう風に思ってくれる人は必ずいます。

私は飲食業から転職してしばらく経ちますが、色々な場所で食事をしていい接客をしてもらえると、やはりとても気持ちがいいし、料理が数倍も美味しくなります。

もし、ストレスでどうしようもなくなっていたら、少し休んでください。

大丈夫、今までこんなに頑張ってこられたのだから、またいい仕事が出来ます。

そのためにもしっかりと休息は取ってください。

この仕事はいいことも悪いことも一番最初にお客さんの反応から感じることが出来ます。

自分が接客したお客さんが名前を覚えてくれていたり、混雑やクレームを上手く対処したときの喜びもあります。

常に笑顔は大変だけれど、笑顔が素敵な店員さんになってください。

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