お店では猫の手を借りたいほどの忙しさに目がグルグル状態。
私の業務は、毎日の日替わりランチメニューの考案、発注、月1度のイベント、新メニューの考案など大まかなものはもちろん、従業員の業務指導など。
それでも、残業確定の仕事を定時で終わらせています。そこで私がどんな工夫をしているかを教えたいと思います。
ポイントは従業員の働きやすさはもちろんのこと、仕事の効率化の為に気をつけていることについて詳しく紹介します。
新メニュー考案の方法、従業員が働きやすい環境の作り方なども載せていますので、参考になれば幸いです。
従業員が働きやすい環境にする。
従業員が働きやすい環境作りはどの業界、職種でもなかなか難しいものです。
人間関係でギクシャクしたり、気が合わない人、責任者に対しての不満が言えないなど従業員が働きにくい原因はたくさんあり、解決するまではほかの仕事はなかなか出来ません。
なので、私は全従業員に対し、笑顔で明るく元気な姿勢を見せています。そしたら自然と従業員も明るく元気にお客様に接するようになり、従業員同士の不穏な空気がだんだんと消えて行くのです。
そして私はほかの従業員よりも一回り以上年が下なので、話す際は敬語で接しながら、さらに、口調は柔らかく笑顔で接しています。
そしたら自然と従業員の方から話しかけてくれます。
上の立場にいる人が不機嫌で口調が荒い人物ならほかの従業員はそれに感化され、職場の雰囲気は悪くなり、従業員もお客様に対する姿勢が悪くなります。
お客様に対する態度と、従業員に対する態度を変えないようにしましょう。
従業員がやりたいことをさせる
私は積極的に従業員と話をしており、時々従業員がこんなメニューを出したい!作りたい!と言われる時があります。
その時は、否定をせず、なにを作りたいか、作るにはどんな材料がいるかを聞き、発注をします。
そして何度か試作品をつくり、キッチン従業員と事務員さんに試食してもらい、お客様に提供できると思ったものは提供をしています。
むやみに、否定しないで、協力できることは全力でします。
成長できる芽を潰さないで、成長をさせます。そして調理ができなかった人もいましたが、従業員自ら、向上心をもち、スキルや方法、切り方や手入れの仕方を教え、今では調理を任せるようになります。
このように、従業員自ら向上心をもち、任せられるようになったら、自然と私自身の手が空くので、メニュー考案と発注の作業などをします。
会話の中でメニュー考案!
お客様や従業員とお話がすることが多い飲食店。もちろん会話の中で、メニュー考案のヒントがあります。
よく会話の中にヒントなんてあるの?と聞かれますがあるんです。
最近食べたメニュー、ジャンルやお客様からのランチに対する感想などいろんなヒントがあります。
そこから拾い集め、頭の中や紙に書き込みメニュー考案をします。
実際に自分で作り、従業員に味見をしてもらい、お客様に出しても問題ない料理を作ります。
実際に出したメニューの中でお客様から「この前話した料理を覚えてくれたのね!」と喜ばれました。
余った食材からアイデアを出す
毎日、日替わりのランチメニューを出しているんですがどうしてもメニューが出てこない場合があります。
そのときは、余った食材で、「この余った食材でなにか使えないか?」と考えます。
もちろん、考えが詰まったりしますが、基本的に「自分が食べたい!」「こんな美味しいものを作りたい!」というメニューを出します。
例えば、炒め物などで白菜が余ったときは、ジップロックなどの密閉袋に一口大の大きさに切った白菜と塩と柚子を揉み込み、1日冷蔵庫にいれておけば、簡単お手軽自家製白菜の柚子浅漬けができるんです。
このように余った食材でいろんなメニューができるのです。
メニュー表は全てとっておき、参考資料として残してまた、その資料にアレンジを加えています。
このように、メニュー考案の効率化ができます。
飲食業責任者として、従業員の成長を促すために
飲食で責任者にある方は、とかく自分が抱える業務で八方塞がりな方が多いと思います。
ですが、そんな自分にイライラしないで、深呼吸をし、少しでも従業員やお客様とお話をし、気を落ち着かせましょう。
そして従業員のスキルや、向上心、成長の芽を潰さずにすみます。
向上心を持った芽はどんどん成長し、上司である自分の仕事の一部を任せられ、メニュー考案のなどにも繋がります。
任せられた従業員は自分が行った業務に自信が持ち、誇りを持つようになり、楽しく仕事をしています。
立場が上にある方、猫の手を借りたいほど忙しいでと思いますが従業員の成長の芽を成長をさせたら自身のスキルアップにもなりますよ。